2003年07月25日(金) |
犯罪被害者を救済する手立てをもっと考えるべきである |
日経(H15.7.25)社会面に、文京区の女児が殺害された事件で、殺人罪で服役中の山田被告が、毎月の命日に約8万円ずつ賠償金を支払う約束をしたのに、まったく払っていないと報じていた。
被告人は刑務所に入っているのだから、毎月8万円ずつ払うことは不可能である(刑務所での労働は、懲役刑として行っているのであるから、ほとんど対価は貰えない。)。
しかし、山田被告は、刑事裁判で「一生かけて償う」と言ったそうである。
それが一回も払っていないのだから、被害者の立場からすれば、「一生かけて償う」といっても、自分の刑を軽くするためにうそを言ったと思うだろう。
被害者にとっては、約束が裏切られることによって、二度被害を受けることになってしまうのであり、とてもつらいことだと思う。
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