2003年10月09日(木) |
契約書は紙に印刷した方がいい |
日経(H15.10.9付)32面に、全面広告で「リストラすべきは今までの『契約書』」「これまでの契約業務にはムダなことが多すぎた」として、電子契約サーヒスを宣伝していた。
それを見て、「えつ!これまでの契約書にはそんなに無駄な面があったの?」と思った。
でもよく読むと、そのサービスでコストダウンできるのは、「契約書作成のための紙代」「契約書取り交わしのための郵送費・交通費」などだそうである。
それぐらいのコストは、その電子システムの導入費に比べると僅かな額であろう。
なんだかせこい広告である(広告主は天下のNTTコミュニケーションズであるが)。
それはともかく、契約書というのは紙に印刷しないとダメだと思う。
というのは、契約書は一覧性がないと不便であり、間違いの元なのであるが、「電子契約書」では一覧性に欠けるからである。
いざ争いになると、最大の拠り所となるのは契約書である。
それゆえ、契約書作成の印刷代をケチろうなどというせこい考えはしないほうがいい。
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