2003年10月30日(木) |
オウム中川被告は、極刑を避けるべき事案だったか |
日経(H15.10.30付)社会面で、オウムの中川被告の死刑判決について報じていた。
その記事の中で、弁護人が「責任能力に疑問があり、極刑を避けるべき事案だったと信じており、残念な判決」と述べていた。
しかし、本当に「責任能力に疑問があり、極刑を避けるべきと信じていた」のだろうか。
私は、中川被告は報道でしか知らないが、報道される中川被告の発言を詠む限りでは、どう考えても責任能力に疑問があるとは思えない。
もちろん、弁護人が責任能力はあるのではないかと思いつつ、裁判では責任能力がないと主張することはあり得る。
しかし、「極刑を避ける事案であったと信じる」と言っているのにはちょっと驚いた。
もっとも、新聞のコメントは前後の状況なく、言葉をつなぎ合わせるだけであるから、発言の真意は違ったものだったかも知れないが・・。
|