2003年11月04日(火) |
「請求放棄」というのはかっこ悪い |
日経(H15.11.4付)社会面で、蛇口修理工事で40万円 代金請求の業者が“敗訴”と報じていた。
どうしてこんな小さな裁判が記事になっただろうと思っていたら、別の情報で、この業者は近畿圏で多くのトラブルがあるようで、それが記事になった背景にあるようであった。
この業者はシール型チラシを配布し、水回りのトラブルで電話を受けると現地に駆けつけ、パッキン交換くらいで済むのに、「地面から掘り返さないといけない。」と言って工事を行うという手口のようである。
台所の水漏れ程度で、工事代金が40万円というのは高いなあと思う。
この裁判では、業者が訴えながら、「請求放棄」で裁判は終了したそうである。
「請求放棄」ということは、自ら訴えながら<その訴えに理由がないことを認めたことであるから、かっこ悪いこと甚だしい。
工事業者は、自分の言い分に理由がないことを自覚していたのだろう。
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