2003年11月11日(火) |
裁判官、検察官が法律事務所に出向 |
日経(H15.11.11付)社会面で、若手裁判官や検察官を一定期間、法律事務所に出向させ、弁護士を経験させる制度を導入すると報じていた。
裁判官などは「世間の常識に疎い」という批判があることから、少しでも経験の幅を広げる試みだそうである。
しかし、弁護士を経験するのは「本人が希望する場合」に限られるようであり、そうだとすると、希望者はいないのではないか。
何だか、この制度は理念倒れになる気がする。
そんな中途半端なことをするぐらいなら、いっそのこと、司法研修所を出たら全員が弁護士を3年か5年経験することにして、その中から希望者が裁判官や検察官になるという制度を採用したほうがいいと思う。
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