2003年11月25日(火) |
一度安くすると、元に戻すのは難しい |
日経(H15.11.25付)3面に、固定資産税の軽減を求める動きが広がってきており、それに対し、自治体、総務省が抵抗しているという記事が載っていた。
その記事で思い出したのだが、土地に関する訴訟の印紙代は、固定資産税評価額を基準にしており、評価額が高いと印紙代も高くなる仕組みになっている。
ところが、バブル期の頃、固定資産税評価額が大幅に高くなったため、固定資産税評価額の2分の1を基準にして印紙代を計算することにした。
現在は、固定資産税評価額はバブル期前に戻っていると思われる。
そうすると、2分の1を基準に印紙代を計算するというのは撤廃してもよさそうである。
そうなったら困るなあと常々心配しているが、撤廃するという話は聞かない。
何ごとも、いったん安くすると、再び高くすることは難しいということであろう。
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