2004年01月20日(火) |
家庭裁判所の役割は今後大きくなる |
日経(H16.1.20付)社会面で、児童虐待の再発防止のため、家庭裁判所の関与を高めるように法改正がなされるという記事があった。
家庭裁判所の裁判官は、なんとなく出世コースから外れたイメージがある(実際外れているのだが)。
司法修習では、裁判所、検察庁、法律事務所で合計一年半(現在はもう少し短い)の実務修習を行ったが、家庭裁判所での実務修習はわずか二週間であった。
ここからも家庭裁判所の置かれている地位がわかるような気がする。
しかし、今年(H16)4月からは離婚訴訟は家庭裁判所に一本化されるなど、家庭裁判所が取り扱う事件は多くなってきている。
家庭裁判所では調査官といって、少年事件で少年の環境調査や、家事事件で家庭調査などを担当する人がいて、通常の裁判ではできない調査が可能である。
したがって、今後は家庭裁判所をもっと活用すべきであるし、その役割は徐々に大きくなってくると思う。
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