2004年01月28日(水) |
販売業者と法改正のいたちごっこはこれからも続く |
日経(H16.1.28付)1面で、悪質セールスの規制を強化するという記事が載っていた。
高齢者や若者の被害が急増しているからである。
記事によれば、クーリングオフは現在では契約してから8日間であるが、これを制度を正しく認識してから8日間はクーリングオフができるようにするそうである。
「制度を正しく認識してから」というのは分かりにくいが、要するに、クーリングオフできることが分かってから8日間ということなのだろう。
しかし、このように法改正しても、販売業者は、契約する際に、「制度は認識できました」「クーリングオフできることは分かりました」という書類を予め用意し、それに署名捺印させると思う。
それによって、契約のときから制度を正しく認識していたから、クーリングオフは契約から8日間しかできないというわけである。
結局、販売業者と法改正のいたちごっこであり、それはこれからも続くのだろう。
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