2004年02月04日(水) |
顧問弁護士はつらい? |
日経(H16.2.4付)社会面に、日本歯科医師連盟が、不正な経理処理をしたという事件で、連盟の弁護士は、「献金は訂正に処理している」と述べて、虚偽記載を否定したと報じていた。
しかし、受け取った議員側では受領を認めているのに、それを収支報告書に記載していないのであるから、「適正に処理」されていないのは明らかである。
おそらく、顧問弁護士もそう思っているのではないか。
そうは言っても、連盟側が「適正に処理している」といえば、顧問弁護士もそれに沿うコメントをせざるを得ない。
コメントすることを断れば、「何のための顧問弁護士か」といわれるだろう。
こういうときの顧問弁護士はつらいものである。
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