今日の日経を題材に法律問題をコメント

2004年04月01日(木) 週刊文春事件で高裁の判断がなされる

 日経(H16.4.1付)1面で、週刊文春の出版差止事件について、東京高裁が週刊文春の言い分を認め、出版差し止めを取り消したと報じていた。


 当然の判断であると思う。


 この日の日経の社説では、地裁の判断は、最高裁が示した基準を機械的に当てはめたのに対し、高裁は、きめ細かな配慮と慎重な姿勢を示したという趣旨の書き方をして、高裁の判断を評価する口ぶりであった。


 しかし、地裁の判断が機械的であるということは、地裁の判断がなされたときに言うべきであり、「いまごろ言ってもなあ」いう感じである。


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