2004年05月18日(火) |
高額納税者として発表された人は、訴訟したらどうか |
日経(H16.5.18)社会面で、高額納税者番付の記事が載っていた。
各税務署で1000万円以上所得税を払った人を公示し、そのうち上位100人を国税庁が公示するのである。
しかし、いくら税金を払ったかということはプライバシーそのものである。
公示する趣旨は、納税意識を高めることにあるらしいが、高額納税者番付をみて納税意識を高める人はいない。
あの人はどれぐらい稼いでいるのだろうという覗き見趣味を充たすだけであり、合理的理由はない。
私は、この公示制度はプライバシーの侵害にあたると思う。
したがって、自分の納めている税金を勝手に公表された人は、プライバシー侵害を理由に訴訟すればどうだろうか。
おもしろい訴訟になると思う。
ただ、残念ながら、私は高額納税者として公示されていないので、訴える資格がない。
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