2004年07月05日(月) |
エリート裁判官の書く判決が変わってきた? |
日経(H16.7.5付)19面の「人脈追跡」というコラム記事で、一票の格差で違憲の意見を書いた最高裁の判事、東京都の外形標準課税を違法とした東京地裁の裁判長など、最近話題になる判決を探ると、調査官経験者などのエリート裁判官が目立つと書いていた。
エリート裁判官というのは、よく言えばバランス感覚に優れているといえるが、言い換えれば、現状維持的な判決を書きがちである。
そのエリート裁判官の書く判決が変わってきた理由について、記事では、司法改革によって、裁判官が潮目の変化を敏感に感じ取った結果だと述べていた。
裁判官というのは世の中の動きに非常に敏感であるから、新聞の指摘は意外とあたっているかも知れない。
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