| 2011年06月15日(水) |
起立と斉唱を区別する視点は正しいが |
日経(H23.6.15)社会面で、式典で国旗へ向かっての起立と国歌斉唱を求めた校長の職務命令は、思想・良心の自由を保障する憲法に反するとして、東京都内の教員らが都に損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁は、命令は合憲と判断し、原告側敗訴が確定したという記事が載っていた。
ただ、田原裁判長が反対意見で「斉唱は声に出して歌うもので、起立よりも思想や信条の核心部分を侵害し得る」「起立と斉唱を区別した厳密な審理がされていない」として、差し戻して審理し直すべきだと述べている。
起立と斉唱を区別する視点は正しいと思う。
しかし、最高裁の大勢はもはや変わらない。
起立と国歌斉唱を求めた校長の職務命令の合憲性について、裁判としては決着がついたといえるだろう。
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