日経(H24.3.19)16面で、電子書籍の普及につれ、出版業界が危機感を持ち、法的権利を確保しようと懸命になっているという記事が載っていた。
出版業界としては、レコード会社や放送事業者のような著作隣接権の創設を望んでいるようである。
その理由として電子書籍の普及による中抜き危機感や、ネットでの海賊版対策ということがあるようだ。
しかし、電子書籍の普及による中抜きのおそれについては、作家などとの契約によって対処することも可能であろうし、まずはその努力をすべきであろう。
現に、そのような努力している出版社もある。
ネットでの海賊版対策についても、他の法規の活用により対処は可能ではないだろうか。
多くの国では出版社に隣接権のような独自の権利を与えていないようである。グローバル化の中で、日本だけ独自の権利を創設することは好ましいとは言えない。
出版社は、まずは作家などと契約書をきちんと作成し、契約関係を明確化することの努力をすべきではないだろうか。
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