| 2012年04月05日(木) |
裁判員裁判による無罪判決を控訴審が破棄 |
日経(H24.4.5)社会面で、アフリカから成田空港に覚醒剤約2.5キロを密輸したとして、覚せい剤取締法違反罪に問われたが、一審の裁判員裁判で無罪となった事件の控訴審判決で、東京高裁は、一審判決を破棄して、懲役10年、罰金500万円を言い渡したと報じていた。
先日、最高裁は、「裁判員裁判の判断はできるだけ尊重すべき」との考え方を示しているが、東京高裁の判断はそれに果敢に挑戦するものといえる。
この東京高裁の判断を、再度最高裁が「裁判員裁判の判断を尊重すべき」として破棄したなら、高裁の裁判官は、今後は裁判員裁判の判断の中味にあまり立ち入らなくなるであろう(訴訟法的に言えば、事後審としての性格を徹底させることになる。)。
それだけに、最高裁がこの事件でどのように判断するか興味があるところである。
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