| 2012年04月18日(水) |
耳目を引く表現を繰り出すのは弁護士の職業柄か |
日経(H24.4.18)1面下「春秋」欄で、大飯原発再稼働問題を取り上げて、政治家たちについて次のように書いていた。
「橋下大阪市長は、政府への批判を強め、言葉はどんどんエスカレートする。もっと落ち着いた議論を望む声も多かろう。」
「再稼働に躍起の仙谷民主党政調会長代行は原発停止を『集団自殺』にたとえてみせた。」
「枝野経産相は『一瞬ゼロ』発言の釈明に追われている。」
「みなさんいずれも、もともとは弁護士だ。相手を言い負かす。耳目を引く表現を繰り出す。こういうのも職業柄かどうかは知らないが、あんまり粗い言葉の応酬はエネルギーの将来像をかえって描きにくする。」としていた。
論旨は別にして、「相手を言い負かしたり、耳目を引く表現を繰り出す」のは弁護士の職業柄ではない。
むしろ、政治家の得意とするところだろう。
弁護士はどちらかというと一方的な主張をしない人が多い。紛争のいずれの代理人にもなり得る立場であるし、双方の言い分もある程度理解できるからであろう。
よく言えばバランス感覚がいいということになるが、逆に言えば、主張が穏当すぎて面白みに欠ける。(ここで言っているのは、政治的意見などについてであり、人間的魅力の話ではない。念のため。)
もちろん、弁護士にもいろんなタイプがいる。
弁護士から政治家に転身する人は、先に述べたバランス感覚がいいが面白みに欠けるという弁護士とは違うタイプの人が多い気がする。
冒頭の政治家たちも、そういう人のように思われる。
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