| 2012年07月26日(木) |
強姦罪が親告罪でなくなる |
日経(H24.7.26)社会面で、内閣府の男女共同参画会議専門調査会は、強姦罪を被害者の告訴がなくても起訴できる「非親告罪」にするよう提案したという記事が載っていた。
今後、法務省の法制審議会で、法改正に向けた検討を始めることになるそうである。
現在は、強姦罪は被害者が告訴しなければ起訴できない。その理由として、被害者の名誉やプライバシーを保護するためと言われている。
しかし、実際問題としては、捜査機関は、被害者が被害届を出さない限り、被害者の意思を尊重して捜査をしないだろう。
そうすると、親告罪としている合理的理由はあまりないように思う。
むしろ、親告罪であるため、告訴状がないということが刑事訴訟でときどき問題になる。
例えば、強姦致傷で起訴されたが、強姦だけを認定する場合には、本来であれば告訴状が必要となるが、強姦致傷罪が非親告罪なので、告訴状を取っていないときがある。
そのような無用な混乱を回避するためにも、親告罪でない方がよいのではないか。
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