| 2012年09月24日(月) |
試験制度の改革は、たいてい失敗する |
日経(H24.9.24)社会面で、法科大学院を修了していない「予備試験組」の司法試験合格率が68%という高い結果を出したという記事が載っていた。
予備試験は、経済的事情などで法科大学院に通えない人を救済するというのが本来の理念である。
しかし、法科大学院に行かない分、若くして法曹界に入れるから、優秀な人たちを中心に、予備試験を目指す動きが広がっている。
要するに、本来の理念が崩れ、予備試験が、法科大学院をバイパスするための制度になりつつある。
ただ、このような事態は当初から予測されていた。
試験制度というのは、どんなに理念が素晴らしくても、受験者からすると、いかに合格するかということが優先される。
そのため、崇高な理念に基づき制度を改革しても、たいていは失敗する。
司法試験も、いろいろ手直しする前の、司法試験の一発勝負の方がよかったのではないかと思う。
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