| 2013年01月08日(火) |
警察官の採用試験にポリグラフ検査 |
日経でなく朝日(H25.187)1面トップで、警察庁が、警察官の採用試験の際にポリグラフ(うそ発見器)検査を導入することを検討していると報じていた。
盗撮やわいせつ行為などをした人が警察官になり、同じ過ちを繰り返す例が目立ち、それへの対策だそうである。
確かに、ポリグラフ検査は捜査で使われることがあり、裁判でも一応証拠能力は認められている。
しかし、裁判所はポリグラフ検査はあまり信用しておらず、捜査でも積極的には活用されていないと思う。(その証拠に証拠能力が認められることと、その証拠の証明力が高いこととは別問題である。)
それゆえ、採用試験にポリグラフ検査を使って、適正な結果が得られるか疑問である。
また、その人の性癖を検査するのであるから、プライバシーの問題もある。
ポリグラフ検査に同意を条件とすれば問題ないということかもしれないが、同意しないと採用されないだろうから、実質的には強制に近い。
新聞の論調は、ポリグラフ検査を積極的に採用すべきということであったが、このような検査を採用試験で使用することは問題であると思う。
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