今日は休刊日なので、昨日の日経(H25.5.6)社会面であるが、日本弁護士連合会会長や整理回収機構社長を務めた中坊公平氏が亡くなったと報じていた。
中坊氏は森永ヒ素ミルク中毒の被害者弁護団を務めたことがあり、司法修習生のとき、中坊氏が弁護団長になる経緯や、その後被害者宅を一軒一軒訪ねた弁護活動を知って、感動した覚えがある。
ただ、司法改革を強引に推し進めたことで、弁護士の間では批判的な声の方が多いのではないだろうか。
一番の問題は、破綻した朝日住建資産回収に関して、詐欺罪で告発されたことであろう。
捜査の結果、東京地検特捜部は中坊氏を起訴猶予処分としている。
起訴猶予というのは、被疑事実は認められるが、情状により起訴しないというものであるから、検察官は、詐欺の心証を得たということになる。
ただ、このとき中坊氏は、責任を取って弁護士を廃業しており、それと引き換えに起訴猶予処分がなされたと言われている。
あれこれ考えると、中坊氏の業績は功罪相半ばといったところであろうか。
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