| 2013年10月17日(木) |
証券会社がロスカットが遅れ、損害賠償義務を負う |
日経(H25.10.17)社会面で、FX取引で約定が遅れたことで損害を被ったとして、松井証券に対して約1400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は約200万円の支払いを命じたという記事が載っていた。
損失が無制限に拡大するのを防ぐため、あらかじめ設定した為替レートになった場合に強制決済される「ロスカット」と呼ばれる仕組みを設定していたところ、ロスカット約定までに約18秒経過し、その間の相場変動で、原告に損失が生じたと主張していた。
これについて裁判所は、「ロスカットまでに10秒を超えれば合理的範囲内とはいえない」として、証券会社側に損害賠償を命じたということである。
技術的限界はよく分からないが、ロスカットまでに10秒以内でなければ損害賠償義務を負うとなると、かなり設備投資が必要になるであろう。
松井証券は有力な証券会社であるから、それでもロスカットまで時間を要し損害賠償義務を負うとなると、この判決がきっかけにFX取引の会社の淘汰が始まる可能性がある。
その意味で、業界的には重大な判決かも知れない。
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