| 2013年12月13日(金) |
最高裁の補足意見と反対意見は興味深い |
日経(H25.1213)社会面で、性同一性障害で女性から性別変更した男性と、妻が産んだ長男との法律上の父子関係を認めた最高裁決定について、男性は喜びをかみしめる一方、これまでを「苦しい日々だった」と振り返り、国に早急な対応を求めたと報じていた。
この最高裁決定は主文だけを読むと、条文の文言に忠実に解釈して父子関係を認めただけのように見える。
しかし、補足意見と反対意見を読むと相当な議論がなされていたことが窺われる。
議論のポイントは、家族関係を血縁関係として捉えるか、愛情をもって結合する集団と捉えるかの違いのように思われる。
家族を血縁関係と捉えると、性別変更した男性は子供を産めないから、父子関係はないということになるが、愛情をもって結合する集団と捉えるならば、父子関係を認める方向になるであろう。
最高裁の補足意見と反対意見は、条文解釈が絡んでいるので読みづらいところもあるが、なかなか興味深い議論がなされているように思う、
|