今日の日経を題材に法律問題をコメント

2014年02月17日(月) 淡々と処理すれば

 日経(H26.2.17)社会面で、アクリフーズの農薬混入事件で、群馬県警は、農薬「マラチオン」を混入して冷凍食品を毀損したとして、阿部容疑者を器物損壊の疑いで再逮捕したと報じていた。


 この事件では、捜査機関は、偽計業務妨害罪で逮捕しながら、起訴せず、記事のように器物損害罪で再逮捕した。


 しかし、容疑者の目的は、食品を損壊することではなかったであろう。


 それゆえ、再逮捕された容疑者自身が一番、「なぜ器物損壊罪なの?」と思っているかもしれない。


 この事件は、本来であれば傷害罪で起訴すべきと思う(もちろん、容疑者が農薬を混入させたことが前提である)。


 しかし、証拠上それが難しいようである。


 そうであれば偽計業務妨害罪でさっさと起訴すればいいのではないだろうか。


 ただ、世間がそれを許されないので、器物損壊罪という罪名で逮捕したのであろう。


 捜査機関の気持ちも分かるが、あまり無理すると違法な別件逮捕や冤罪につながる可能性があり、淡々と処理すればいいのではないだろうか。


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