| 2014年07月14日(月) |
ベネッセの情報漏えいの損害賠償額 |
日経(H26.7.14)社会面で、ベネッセの顧客情報漏洩問題の続報が載っていた。
この事件では、ベネッセの顧客データベースの保守管理を受託しているグループ企業から、少なくとも760万件の情報漏えいがあったことが確認されている。
そのため、その賠償金額はいくらになるかという憶測がネット上に書かれている。
そのような記事では大抵、早稲田大学での江沢民国家主席の講演会参加者名簿1400人分を大学側が無断で警察に提供した事件では、裁判所は1件あたり5000円の慰謝料を命じてことを例に挙げている。
そして、これをベネッセの事案二当てはめると380億円という巨額の慰謝料になっていまうことになる。
しかし、早稲田大学の事案では、「無断で個人情報を警察に開示した」という事情があり、それが賠償額に反映していると思われる。
ところが、ベネッセには故意に開示したという事情はないし、委託先の会社はかなり厳格に情報管理していたようである。
そのような事情を考慮すると、とても1件5000円という額にはならないであろうし、かりにベネッセが、受講料を免除する方で還元するならば、裁判所は、それ以上の慰謝料は認めないのではないだろうか。
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