| 2014年09月10日(水) |
法科大学院の定員と司法試験合格者を削減すべきであろう |
日経(H26.9.10)社説で、「法科大学院の立て直しを急げ」という見出しで、法科大学院離れの事態を危惧していた。
社説では、「今年の司法試験の合格者のうち法科大学院の修了生は1647人と前年より282人減り、また、合格率はいまの制度になって最も低い21.2%に落ち込んでおり、このままでは法曹界に人材が集まらなくなってしまう。」と論じていた。
しかし、法曹界に優秀な人材が集まらなくなっている原因は、合格しても弁護士では飯が食えなくなっているからである。
法曹を目指そうとしている人から相談されることがあるが、飯が食えないのだから、積極的に勧めることはしていない。ときには、「止めた方がよい」ということもある。
優秀な人材を集めたいのであれば、まずは法科大学院の定員を減らすとともに(有力法科大学院の定員は多いと思う)、司法試験合格者も1500人程度にすべきではないかと思う。
|