| 2014年10月14日(火) |
財産権の保護を重視し過ぎでは |
日経(H26.10.14)夕刊で、政府は大規模災害時に公道をふさぐ放置車両の強制撤去を可能にする災害対策基本法改正案を決めたという記事が載っていた。
当然のことと思うが、いまごろになって法改正されるのは、所有者の財産権保護を重視したためであろう。
確かに、財産権は憲法で保障されている権利であり、その保護は重要である。
しかし、大規模災害発生時に重機や緊急車両の通行を妨げる車両を撤去することは公共の福祉に適うものであり、その限度で財産権が制限させることもやむを得ない。
空き家問題も根は同じ問題だと思うが、財産権に関しては、一般にその保護を重視し過ぎており、公共の福祉とのバランスが悪いように思う。
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