| 2014年12月29日(月) |
死刑と無期懲役刑が近づいている |
日経(H26.12.29)社会面で、執行されていない死刑囚が12月末時点で、昨年より減少して129人となるという記事が載っていた。
法相の交代などで死刑の執行は減っているのに死刑囚が減ったのは、病死が多かったためである。
死刑があまり執行されず、病死が多いということになれば、死刑が実質的に終身刑になっているということを意味する。
他方、無期懲役刑はほとんど仮釈放されなくなってきており、こちらも終身刑に近くなってきている。
このように死刑と無期懲役刑が運用によって近づいているのは問題であり、両者を区別した運用を図るべきではないだろうか。 (死刑執行を増やして区別するのか、無期懲役刑の仮釈放をもっと認めて区別するのが大きい問題ではあるが)。
1月5日から再開します。
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