| 2015年01月09日(金) |
497人に裁判員選任の呼び出しをしたが、出頭者は86人 |
日経(H27.1.9)社会面で、オウム真理教元幹部の高橋克也被告の裁判で、東京地裁は、審理する裁判員6人と補充裁判員6人を選任したが、初公判から判決まで100日以上、公判は41回もあり、裁判員には心身ともに重い負担となりそうだという記事が載っていた。
その記事の中で気になったのは、東京地裁は497人に選任手続きの呼び出し状を送ったが、裁判所に集まった候補者はわずか86人と、5分の1以下だったことである。
正当な理由がなく呼び出しに応じない場合、規定では過料に処せられることがあるのだが。
この事件は裁判員の負担が大きいので、不出頭者も特別多いが、他の裁判員裁判においても一定程度の数の裁判員候補者が、呼び出されても出頭していないことが窺える。
裁判員裁判に対する関心も薄れてきていることから、不出頭者はこれからも増えるのではないだろうか。
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