| 2015年03月09日(月) |
富山地裁が、国賠訴訟で捜査の違法を認める |
日経(H27.3.9)夕刊で、富山県氷見市で2002年に起きた強姦事件で再審無罪となった男性が、違法な捜査で逮捕、起訴され、約2年間服役を強いられたとして、国や県に約1億円の損害賠償を求めた訴訟で、富山地裁は、県に約1966万円を支払うよう命じたと報じていた。
捜査が違法であるとして国や県に請求する国賠訴訟では、裁判所はなかなか請求を認めない。
弁護団によると、再審無罪事件で国家賠償を命じた判決は過去に2件あるが、いずれも控訴審で覆っているそうである。
記事の判決では「取り調べで虚偽の自白を作り出すなど、警察の捜査に違法性があった」と指摘している。
しかし、控訴審でどのような判断をするのかは不明である。
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