長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年02月07日(土) 悪循環の周期は訪れる

 ……指輪の二作目がとても見たい。

 周期。睡魔の次は不眠。来たよ来たよ、眠れない日々。不眠と夜更かしが等号で結ばれるくらい相性の良いものだったら良かったのに。不眠時期に夜更かしは向かない。只疲労の度合いを深めるだけ。
 ――そういう時期に。変な時刻に携帯が喧しく音を立てるのね。友人からの全く以って本当に如何でも良い惚気メェルだったり、鬱陶しい事此の上無い迷惑メェルだったり、何処の誰か知れない電話の着信だったり。……深い眠りに落ちていれば、真夜中の着信音には気付かない事もある。其れは、眠くて眠くて仕方が無い時期に多い。常に浅い眠りを彷徨っているような感覚の中では着信音にも気付く。というか、小さな物音一つで目が醒める。

 迷惑メェルも悪戯電話もねぇ……せめて時間を考えて送って欲しい。


 異常なまでに敏感になる。一つ一つの言葉に対して――其の含みに対して。静電気を引き起こす毛の一本に対して。何かと何かの距離に対して。幾つかの事象の境界線に対して。
 過敏になればなるほど、当然のように気力は消耗していく。










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