長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年02月09日(月) ゆめうつつ

 ええと…………頑張って?(100%此処を見ることの無い友人へ宛て私信)

 歩く。立春を過ぎて、でも北国は変わらずに冬の寒さを残している。今日の最高気温が氷点下2度くらいで、観測時刻が正午過ぎ。明日の最低気温――大抵は早朝六時、若しくは日の出直前の気温――が氷点下10度。多分、歩いたのは氷点下5、6度くらいの時間帯。……30分も歩けば身体も冷えるし頭痛もする。夏場に同じ道を歩くよりも暗く寒いのは当たり前。
 一週間経って分数の加減乗除を忘れる小学生。漢字の音訓の区別もつかない。英語なんて遣るだけ無駄。何故かアルファベット小文字 e を一筆書きでは書けない。何故か e を二画で書く。 a と q の区別もつかない。 b と d を間違えるのは当たり前の出来事らしい。大文字 I と小文字 l を間違えるのも然り。
 最近の小学生が――皆こうであるとの認識は、無い。そうだったら絶望的。ヤヴァ過ぎ。一方で、自分は経験したことが無いほど悲惨な、現状を持っている小学生が居るのも、確か。
 私自身のことを棚に上げて書くが――一度其の頭の中を解剖してみたいと思うほど。彼がわからないのは何か、ということが、私にはわからない。此処まで、無理解になれるものかしら。日常の思考の皆無。自信の皆無。過去の否定。或いは、未来への絶望。明日は不変であると信じ切っている節さえある。
 歩く。頭寒足熱というけれど、此の行為は宛ら精神の冷却作業。体内の熱は滞る。其の流れを緩め、無音で、鎮まる。

 雲は然程多く無かったけれど。建物との位置関係と時刻が、悪かったのか。満月を過ぎて二、三日だから、20時には、見えると思ったのだけれど。
 今日は、月が、見えなかった。


 追記。BOSS:675字。若しかしてそろそろ終わりが見えてきたんじゃないかしら?










 <<  道標  >>


一言メッセージフォーム。長文は此方をどうぞ。




片翼 [MAIL] [CLAP!]

My追加