私は、此の感情の正体を知らない。 肺が押し潰されるような息苦しさも、心臓を握り取られたような鼓動も、内側から凍り付くような寒さも。此の身体に確かに感じるけれど、私は此の感情が何という名前を持っているのか、知らない。
相も変わらず夢を見続けるので幼い頃の厭な記憶を思い返しつつ、床に就く。朝が来なければ良い、と思ったことは数え切れないほどあるけれど、最近は寧ろ明日が来なければ良い、くらいの勢いで。低血圧は常のこと。目覚めてから起き上がるのに数十分、ベッドから降りて行動起こすまでに一時間ほど。――無論、学校のある日はこんなに時間を費やせないが。 本棚を漁りつつ、片っ端から読みつつ、創作は進まない。――部活は期限決められてしまったけれど。矢っ張り無理だと思う、あの御題は。然しまあ書かないわけにもいかないので色々沢山並行しながら一応書く。 如何にも感動の度合いが低い。日常的に感動する必要性なんて求めないけれど、偶には心動かされないとやる気を失う。やる気。或いは生きる気力。
日数が一日二日短いだけなのに如月は異常に短い気がするのは、きっと休みボケなのだろうけれど。 ……そろそろ色々様々本気出さなきゃ時間が勿体無いな。
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