長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年04月25日(日) 真白で、煩雑とした

 此処に書くことが無いくらい何も無い一日。何も無いというのは無為とかそういうものではなくて、もっと真白で、其れでいて煩雑としたもの。

 演習の教授がドイツへ講演の為に一月ほど留守にするとかで月曜午前の授業が数回休講になっている。私の時間割は月曜一講が演習、二講が同じ先生の授業だから。
 午後からしか授業が無い日は嫌い。登校に一時間掛かるのでどうせ午前中から大学に行っていなければならないから。遣らなければならないことはあるし、図書館でしかできない調べものも在る。だからきっと私はそういうことの為に時間を使うだろうけれど、其れを有意義な時間かというと必ずしもそうではない。
 今週の木曜日がみどりの日で休日、来週の木曜日は邂逅記念日で全休。其れでも私は30日と1日、7日と8日はしっかり授業が入っているので他の学生ほど長い休みとはならない。宿題も山積み。英会話で同じクラスの大人や私が出入りしている研究室の先生達は口を揃えて「大学生のうちに旅行に行くべき。ツアーじゃなくて一人で計画立てて海外へ行くべき。GWは良い機会だ」とか言うけれど、そうそう物事上手く進むものじゃない。

 巻き込まれるのはもう御免。そう思って、私はあらゆる事象と距離を置きたいのに。夢の中ですら私は何かに巻き込まれずにはいられない。
 真面目だと言われ続けて何年経った? 其の言葉の裏に隠された本当の意味は何? まるで真面目であることが罪であるかのように。何て都合の良い言葉。私にとっては最大の侮辱でしかないけれど。


 逃げ出せるものなら逃げ出したいと何度思ったことだろう。何処へ。戻る場所さえ持たない私が逃げる場所なんて何処にも無いのに。










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