長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年04月28日(水) Biding my time, trying to find a heart that's lonely

 図書館のアルバイトに合格した。……ということはお金の心配は要らなくなったけれど更に時間が潰れるということなのよね。しかし百数十名中の九人(内六名は継続、新規は三名)に選ばれたと思うと頑張って遣らなきゃいけないと思ってしまう。実質倍率40倍近かったらしいし。――本に囲まれて一日過ごすのだから文句の言い様も無いのだろうけれど。でも力仕事が大半かしら。

 時間に追われて日々を過ごして、遣りたいことなんて全く出来ない上に遣らなければならないことも出来ないくらいなのに、何故か有意義に過ごしている気がする。考えるまでも無く、理由は解っている。私は、ずっとこうして時間に追われて生活してきたのだもの。中学に上がる前から友人と遊ぶことなんて無くて、多忙を理由に様々なことを断り続けて、忙しなく暮らしてきたのだもの。多分、此の生活に私は慣れている。体力的にも精神的にも持たないかも知れないけれど、其れでも私は此の一年間を恙無く過ごすだろう。

 久々に、以前遣ったように地元を徘徊してみたいと思った。意味も無く。時間帯は夕暮れが良い。黄昏時。晴れていれば猶良い。忙しくなればなるほど私は無意味なことに心を馳せるかも知れない。之が処世術だと言うのなら、私は納得せざる得ないだろう。
 貴重な時間を幾等でも使って、只管自分を抑え込む為だけに。










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