長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2006年03月13日(月) 千切

 過去の、幾つかの記憶を思い出して、其れらに苛まされる、辟易とする。
 人間不信が呼び起こされる。
 春休みの所為だ、日常が崩れてゆく、其れが、精神の崩壊に繋がる。
 頭痛、眩暈、そして発せられない声が、苛立ちを増す。

 ディスプレイの前では何も変わらない、声を出さなくとも言葉は発せられる。

 誰も見ていない、誰からも見られていない、存在の拒絶と否定の狭間。
 揺り籠の中か、漂う水面か、空から落ちるかの選択。
 息苦しさは、酸素が無いことではない、息をすることの苦しさ。

 過去の、幾つかの記憶に非過去を疑われている。


 記憶と夢とを混同させて、新たな夢を見る。
 夢を、見ようとする。










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