長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2006年03月17日(金)

 陽溜まり。を、見つけた。暫くは――春が来るまでは、精一杯日光を楽しんでやろう。

 可哀想な娘を見つけた。でも、私には助けてあげられない。(助けてあげる、なんてほど傲慢でもない。)助言すら、私には出来ないだろう。何もしてあげられないのなら、きっと声を掛けることすら辞めた方が良い。だから、私は何も言わずに、立ち去ろう、此処から。


 土を抉って生えてくる野の花のように。幹を裂いて顔を出す新芽のように。此の腕を切れば、何か出て来るかも知れないじゃあないか。赤いモノ以外にも。










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片翼 [MAIL] [CLAP!]

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