続かない。――未来が、或いは過去が。
今週で長かった春休みも終わり。次の一週間はガイダンスやら何やらで、更に次の週からは講義も始まるのだろう。――もう、あまり私には関係ない。私は、授業はゼミナールと卒論しか履らないつもりで、大学に行くのはアルバイトの為――になる予定だ。其のバイトだって、適当な量にするつもり。私は、今年一年を人生最後(のつもり)の受験勉強に勤しまなければならない。 三年前は、其の時が人生最後の受験勉強だと思っていた。私は学校という空間が大嫌い。だから、教職も履らなかった。勉強するのが嫌いなのではない。学校という空間が、大嫌い。其れなのに、まさかもう一度受験勉強する嵌めになるとは。 大学は嫌いじゃない――多分。高校は嫌いだった。恰も義務教育の延長のような、大学予備校のような、市内屈指の進学校。学問は好きだったのに、勉強が嫌いになった場所だ。
後悔が無いわけじゃあ、ない。でも、開き直ってしまえさえすれば、何も、問題は無い。
雨音が耳に響く。――煩い。 明日は、雪が降るらしい。春の、雪。
「予約差し止めなんです、shiro と mizuiro」 「発売前に御予約頂いたお客様の手にも渡っていないんですよ」 「予約された方全員の御手許に渡る前に生産中止になるかも知れないそうです」 そういうことは事前に言って下さいよ、店員さん。……仕方が無いので、別の機種で妥協することにした。色、性懲りも無く再び silver。red も素敵な色だと思ったのだけれど、厭きるかなぁと考えずには居られない。だから、結局は silver に落ち着くのだ。厭だなあ、此の性分。自己嫌悪の対象だ。
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