長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2006年09月14日(木) 補陀落渡海

 部屋の整理――をしていたわけではないのだけれども、薄らと埃を被ったファイルを取り出しては中身を確認。
 ……出るわ出るわ、中学時代の遺物が。もう笑うしかないようなものが。

 元々物持ちは良い方で、というか物を棄てるのが苦手で、意外と昔のものまでそっくり其の侭残っていたりするのだけれども、様々に書き綴ったものやら書き殴ったものやらが出てくると、こう、懐かしくていけない。昔は良かったなぁ……なんて、思ってみたり。
 当時から現在まで交流のある友達とか、今はすっかり御無沙汰している友達とか、色々思い出す。中には既に社会人であったり、フリーターであったり、ニート街道まっしぐらであったり、するわけで。私くらいなものかしら、モラトリアムを続けようとしているのは。……研究者って、永遠のモラトリアムだよね、って思う。教授陣の自由なこと。羨望。

 捗らない受験勉強は兎も角、学びたいという意識(或いは意欲)は違える事無く、其れに関しては自信を持っている筈なのに、如何にも上手くいかないこともある。意欲的な人を前にすれば「自分も頑張ろう」と思うし、堕落した人を見れば自分もやる気を失くす。案外、私は他者に影響されやすいのかも知れない。


 そんなことより何より、中学時代から其の保管場所が変わっていないということに、驚き。……自分で幾度となく整理しては再び同じ場所に戻していたのね。










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