長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2006年11月05日(日)

 特別週間は、多忙の侭に何時も幕を下ろす。


 言いたいことは山程あった、けれども。其れを全て飲み干して、心の奥底に仕舞って、或いは沈めてしまわなければならないという義務感は拭い切れない。責任ではなく。請け負ってしまった――受け容れてしまった者の、義務、か。

 三日間の連休が、一体何になろう。如何にもならない。

 始める前からわかっていた、之を予知と呼ぶのならば、確かに私は予知していた。知っていたのではなく、解っていた。経験から? 或いは、神懸り的に状況を把握していたから? 理由は如何でも良い、唯ひとつだけ言えることは――そう、始める前から此の終わりが見えていた、と言うことだけ。
 貧血を起こしてから一週間近く経つけれども、一向に良くならないのは季節の変わり目であることが関係しているのだろうか。気温、気圧、湿度、……そういった、諸々の外的環境。或いは年末に向けてまだまだ忙しさが続くことを識っている、其の所為かも知れない。


 赤火の周期が狂っている。――厭だな。










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片翼 [MAIL] [CLAP!]

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