解放 - 2002年09月08日(日) 解放して差し上げましょう。 あなたを。 自分自身を。 あたしたちにあるのは、キレイに脚色されかけた思い出だけ。 それが懐かしくて眩しく思えてしまうだけ。 でもそれは、今ではないのだから 魂が重なる錯覚をどんなに愛しいと思っても あなたはあたしを選ばないし あたしもあなたを求められない 「ああ、またか」って、思う。 あたしは少なからず、ショックを受けていた。 別に、彼女がいないなんて思い込んでたわけではなかったけど 「ああ、またか」って思って、 あたしって、なに?って、思う。 あいつは、あんな奴なのに、いつも誰かいる。 あたしは、いつも、ひとりだ。 あいつはいい顔していたし、 去年に比べてとても前向きなチカラ感じた。 強くなったのもあるだろうけど、彼女の存在も大きいだろう。 別に、だからといって、あたしがどうこうすることじゃない。 それでも少なからず、ショックを受けていた。 またか、って思った。 彼女に話した?そして彼女は怒って、それをあたしに報告した。 おんなじこと、繰り返した。 あたしは、なに?って思う。 別にどうなろうという気はなかったけど だからってただの友達にもなれるわけがない。 いつだって、置いていかれるのはあたしだったの。 彼女が大事なら、あたしに会わなければいいし 彼女が大事でも、あたしに会いたいときがあるのなら 彼女に何も言わずに会えばよかったじゃない? そう、なにも、ないんだから。 浮気なんてそんな気はさらさら、ないんだから。 ただ、喋っただけなんだから。 それは彼女とは、関係のないことでしょう? お優しい人。 同情をありがとう。 でもあたしは受け取れない。 受け取るもんか。 シャクだからね。 もう、二人で会ったりしないほうがいい。 あいつがあんなんなら 彼女を悲しませるだけだろうし、 あたしとて不快なだけ。 なんだかみじめな気持ちになるだけ。 そういう気持ちがあるのなら、もう会ったりしない方がいい。 いつまでも、抜け出せないのはあたしだけだったの。 ...
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