ゆるだら
ひいな

+-- 注)この日記は鬱病・自傷などの内容を含んでいます --+

 入院日記:6日目
2004年05月22日(土)


昨夜も夜中に起きなかった。悪夢も見ない。
相変わらずコイビトは来ない。
飲み会なんだと言っていたから…。ムカつく。

今日はレクも売店もナシだ。掃除の人も簡単に
ゴミを集めに来るだけで、とっても静か。
…売店ないのはショック。パァな私は週末分の飲み物を
金曜に買っておかなかった(泣) 水道水、嫌だなぁ。

主治医と少し話した。やっぱり職歴がこんがらがってる。
始めて死にたいと思った頃から今までの気持ちの状態を、
グラフで書かされた。
中学まで遡るなぁ…。自分でも“流れ”が解って興味深かったけど、
当時の事をアレコレ思いだして鬱入る。

「気分変調障害」とうのがあって、普段もずっと軽い鬱症状が続いていて、
何かのきっかけでいきなり気分が落ち込んで鬱病になるんだそうだ。
そういのは治るのに時間がかかり、治りにくいと言う。
(因みに鬱(鬱症状)と鬱病とは違うんだそうで)

ドクターは最初ソレだと思ったらしい。
でも話しているうちに違うんじゃないかって事になった。
私、以前はそんなに落ち込み激しくなかった気がするし。

何かきっかけがあって酷く落ち込んでしまい、鬱病になってしまった人は
「例えば100人いれば20人は100%治ります」と主治医は言い切った。
唯、100%治った人でも再発率の高い病気である事も…。

なんとなく救われたようなそうじゃないような…。

私、自分がどんな性格だったかなんて忘れてしまったような気がする。
キレやすくなったのもいつ頃からだろう。

傷病手当金申請用診断書とハローワークに出す受給者資格延長手続きの
診断書をドクターにお願いした。
月曜日にクラークに渡そう。

なんかヒマでしょうがない。
ホールに本があるんだけど、私好みの本がもうなくなってしまった。
昼寝をしようとしていたら、担当看護師に「夜眠れなくなるからダメ」
と怒られた。

色んな患者が居る事に気づいた。
手洗いとウガイばかりしている人、やたら元気な人、
何故か子供までいる。
朝は廊下でパ・ドゥ・トゥーをやっている人がいた。

退院を巡って悲喜こもごも。
受け皿(同居家族)がある人は早く帰りたいと望み、でも必ずしも
その受け皿が退院を望んでいる訳でもなく、家族に退院を
引き延ばされて泣いている。
反対に受け皿のない人は退院は不安だと、ドクターや看護士に退院を
勧められてベッドで泣いている。

私も外出はしたいけれど、姫のいない部屋で一夜を明かすのは
なんとなく怖い。

今日は午前中にお風呂だった。
朝、せっせと顔を洗ったのが無駄のように思えてくる。
基礎化粧品がもったいない!
それにしてもしっかり洗顔している人って殆ど見かけない。
顔中泡だらけで、毎回鏡を見つめてるのは私だけだ。

午後に2人部屋に女の子が入院してきた。2人部屋!!
羨ましいぃ〜〜〜。
ポケッと談話室のソファに座っていたら、帰りかけの家族を
追いかけてその子が走ってきた。
「私、凶暴じゃありません!」って看護師に訴えている。
驚く家族に、看護師が「ピアスをしていたので取って貰っただけです」
と答えていた。

ホールでは、「煙草を吸いたい。退院したい」とおばさんが泣いて
ドクターと家族に訴えている。土下座までしている。
措置入院の人みたいだ。
なのに、数十分後にはケロッとして他の患者と談笑していた。
あの感情の変化は不思議だ。

そういえばいつも元気な男性はいつ鬱になるんだろう?
躁鬱で今は躁なのかな。

T氏は相変わらず毎日3〜4時間しか眠れなくて医師や病院に対して
怒っている。

夕食後、頭が痛かったのでカフェルゴットを貰った。



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