LORANの日記
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久しぶりの九十九里海岸は、昨夜の強風の影響で波が荒れていました。
「ゴー、ゴー」と、海鳴りがいつもよりずっと大きく聞こえました。
こんなにスゴイ海鳴りが聞こえる海岸を、他に知りません。
昨朝まで見ていた瀬戸内海は、まるで湖のようです。
私はどちらかと言えば、荒々しいこの海が好きです。
大自然は、時に人を寄せ付けない厳しい表情を見せてくれます。
「自然も宇宙も愛だから優しい」と、思うのは自由ですが、
実は、愛があるとか、無いとかいう以前だろうと思います。
人情が有れば有情、無ければ無情です。
宇宙や自然は、非情といって、人情が入る隙がありません。
それなのに、いつまでも自己憐憫で、神様にすがっています。
神様は人間ではありません。非情の世界に居られます。
人間ではないので、人情に訴えてもムダでしょう。
ですから、生まれたばかりの赤ちゃんでも亡くなります。
かわいそうと思うのは人情ですが、自分が生き物を食料に
するのは、かわいそうではないのです。
ですから、人情は「エゴ」そのものです。自分の都合です。
私たちは生き物を食べなければ、死んでしまいます。
それでは、どうすればいいのでしょう。
私は、感謝が大切と思っています。
「あなたの命を、わたしの命と一緒にさせてください。
あなたを歓迎します。
あなたと一緒に、楽しい人生を生きます。
あなたに感謝し、あなたを祝福します。」
こう言っていただけば、その生命は自分と一緒に行き続けます。
これが、「いただきます。」の意味だと思います。
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