ToY◎StorY
モクジカコミライ


2014年03月26日(水) 相手

夏までずっと支え合ってきたひとがいる。

すっごく不器用なひとで

ことば足らずで

誤解を受けやすいひとだったから

わたしがそばにいなきゃ、って思ってた。

彼もわたしを大切に大切にしてくれた。

時には厳しいことも言うけれど

つらいとき、声をかけてくれるのは彼だった。

そんな彼に職場を離れる決意を話したのは梅雨の時期のこと。

その人、は

わたしの直属の上司だったのだけれど

その話をした飲み会の日から

少しずつ 少しずつ 関係がかわっていったように思う。

お互いが 変な風に意識しだすようになってしまったのは

きっと、あの日が境目。



そう。忘れられないキスの相手は 彼。

理性の塊のわたしたち。

まさか、本当にこんなことするなんて

お互い思ってもみなかった。

越えてはならない一線があったのに

一歩 踏み出してしまっただなんて。

きっと、これ以上進むことはないけれど

もう 引き返さなきゃ行けないのだけれど

彼にもう一度 抱きしめられたいと思う自分がいる。

でもね、だめなの。

だって、彼には奥さんがいるのだもの。


みっこ |MaiL

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