こんなこと・あんなこと

2002年11月08日(金) 受取拒否

「受取拒否」と聞くと、すぐさま連想するのは住基ネット。普通、受取拒否は、受け取った側が「拒否」という行動に出るものなのでしょうが、今日は届けてくださった方が「『受取拒否』の扱いにしますから」と発言されて一瞬「???」となった私でした。

最近は本屋さんに本を探しに行くよりは、インターネットを利用することの方が多い私。2週間前に、池田のパソコンサークルの教材用にと年賀状のCDつきの本を12冊、インターネット経由で注文しました。1週間後に何の問題もなく届き、続いて同じ本を別の団体用に16冊注文しました。それが今日届く「はず」だったのですが……。

注文品の発送状況もWeb上で確認できて、今日届くなというのがわかったので、着払いの代金も用意して待っていると、日通のお兄さん、やけに小さなダンボールを手に現れたのでした。
私が「荷物はこれだけですが?」と聞くと「はい、そうですが」と、なんでそんなこと聞くのという顔で答えてくれました。「先週も同じものを頼んでいるので、こんなに小さな荷物のわけがないので、ちょっと空けて調べてみてもいいですか」とさらに続けると、一瞬ちょっと困った顔をされました。そりゃあそうですよね。さっさと代金を集金して帰りたいですよね。
でも、箱を空けてみるとそこには注文したものとは違う本が。そこで日通のお兄さん「『受取拒否』の扱いにしておきますから、いいですよ」とあっさりおっしゃったわけです。「拒否も何も、注文と違う品物が来ちゃったんだから、何とかしてよ!」と言いたいところですが、これはお兄さんに言っても仕方がない話。
かくして、都会から海をわたって峠を越えてやってきた羊たちの本は、「受取拒否」されて、再び峠を越えて、海をわたって都会に帰っていきました。

「誰だ! 間違って箱に詰めたのは?」と今ごろ叱られてる人がいるんだろうな。でも、あっちを向いてもこっちを向いても「羊」だらけのところで仕事をしている人もいるんだろうな。どの羊なんだかわからなくもなっちゃうよな。と、ちょっと同情。


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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