こんなこと・あんなこと

2002年11月28日(木) ゲームのカセットのように

パソコンの性能はとどまることを知らずに向上し続け、10年前のパソコンはもはや縄文時代の代物。10年前のパソコンを引っ張り出して使うのは、かまどに火を熾してお釜でご飯をたくような作業で、さすがにそれをしようとは思わないけれど、シンプルな使い勝手がなつかしく、案外それもよいかもと考えてしまうこのごろ。

例えば、一太郎の仕事をするよ、というときには一太郎のディスクを入れます。ロータス123のときはロータスのディスクを入れます。という具合に仕事に合わせてその都度ディスクを入れていたわけですが、間違いようがなく、あのファイルはどこ、ということもまずありませんでした。
いちいちディスクを入れるのはめんどうなので、そのうちハードディスクなるものが登場し、そこにどーんと入れておけるようになったわけですが、ファイルの検索、バックアップ……と、使いこなすにはそれなりの知識を必要とするようになりました。

幼児でも遊べるテレビゲームは、ゲームのルールは複雑でも、テレビにゲーム機を接続しておきさえすれば、遊びたいゲームのカセットなりCDなりをセットすれば、悩まず画面は開かれるわけで、パソコンもそうだとわかりよいのにと思ったりします。
年賀状を作りたいときには年賀状のカセット、表計算をしたいときには表計算のカセット……。

ネットワークが当たり前の時代とはいえ、そのおかげでセキュリティ対策もとどまることを知らず……。何だかなあ……。


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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