いぬの日記
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2006年07月16日(日) |
谷山浩子さんすきだー |
ゲ○戦記の「テルーの唄」 ああ、いいなーこれ私好きだなーと思ってたら、一昨日あたりに谷山浩子さんの曲だということを知って舞い上がりました。 すごい! ゲ○戦記の挿入歌はほとんど谷山浩子さん作曲らしいです。 ぎゃーそんなメジャーどころに出てくるなんて!すごいー。 しかもラストの一曲(エンディング曲なのかな)は新居昭乃さん作曲。 何だこの、一部にのみ超豪華なキャスティング・・・わたし?わたし狙い?(笑) (きっと製作陣の真ん中辺りにファンがいるに違いない)(ナイス職権乱用!)(決め付け) 舞い上がったついでにゲ○戦記歌集買っちゃった・・・手蔦葵さんの声もとても素敵なのですが、谷山浩子さんや新居昭乃さんが歌っている歌も入っていれば良かったのに。 ちょっと残念かな、と思うのが、作詞は監督自身の手によるものなのです。 そのせいか、ちょっと説明的すぎる感じで、物語としては良くできているのですが、音楽的でないというか、ええい谷山浩子さんも新居昭乃さんもそんな理屈っぽい歌詞は書かん!という気がちょっとします。 すみません。そこまで色々分かっているわけではないので無闇に謝ってしまう。 でも、歌詞もご本人が書いてくれたほうが嬉しかったな〜。(単にファンだから)
で、舞い上がりついでにもうちょっと足元踏み外してみて、あまぞんで谷山浩子さんの本(絶版なので中古中古)を色々物色。 嬉しいな〜おとなって素晴らしいわほんとに!
私が最初に谷山浩子さんに出会ったのは、中学校の図書室でした。 作家の谷山浩子さんのファンになったのが始まりなんて、多分そっちの方が珍しいのかもしれません。 谷山浩子さんの歌は「まっくらもりのうた」くらいしか知らなかったし、それだってみんなの歌で覚えていただけで、誰の歌か知りませんでした。 谷山浩子さんの書く物語は不思議に引き込まれる、どこか欠けた底のない変な色合いの世界で、これって本当に完成した作品なの?あ、でもちゃんと終わってる、変なの変なの・・・!とびっくりしました。 少し寂しくて相当恐くて、柔らかくふわふわとしていて、でも底が抜けている感じで読んでると足元が分からなくなって恐いのです。 少ししてからCDを買って、納得しました。 ああこの人、歌う人なんだ、と。 谷山浩子さんの小説は彼女の歌詞の世界そのままで、それだけでは世界として完成していないのです。 彼女の作るメロディに乗せて、彼女の声で歌われて、初めて世界が完成する感じ。 事実、彼女の小説はほとんどCDになっています。
でも小説がどういった形でCDになっているかは分かりません。 章のタイトルがそのまま曲名になっているから、ストーリーに合わせた歌が並んでいるのかな。 というわけで、好きだった本のCDも買ってみました。 「お昼寝宮お散歩宮」 これも内容は荒唐無稽で相当シュール。でも初恋でファンタジーで冒険で夢。 楽しみー。 ああおとなって素晴らしい。
札幌にもライブツアーでいらっしゃることはあるようです。 来年のツアーには行ってみたいなー。
・・・と思ってあまぞんグルグルしていたら、谷山浩子さんご本人が○ド戦記歌集に提供した楽曲のいくつかをカバーしたアルバムが9月に出るらしいです。 よし、このテンションならいける!と予約注文ボタンを押してみました。 ぽちっとな。 ・・・・・・・・・あまぞんには私の好みをどんどん記憶させているので時々気がききすぎるお知らせをしてくださってやばいのです。
あ、森絵都の「DIVE」を読みました。 何の引っ掛かりも無くまぶしくつるっと面白かった。 「大きく振りかぶって」を思い出しました。 全然違う種目で、小説と漫画というメディアも違って、別の作品だけど、同じ箱に入る感じで嬉しかった。 コーチのビジュアルは私の中でモモカンです!すてき!かっこいい! 選手たちはイメージ被るキャラいなかったけど。 コーチは5年後、教え子(すかした屈折熱血かっこつけ少年)といい感じになればいいと思う。 あの一見取りとめのない構成でさえ(章ごとに視点がランダムに移る)きっと高度な計算なんだ!と思って解説読んだら先を考えずに無意識のまま書いたみたいなことが書かれていて、それはそれで面白かったです。
森絵都は「宇宙のみなしご」を大学の時に読んで、とても良い印象を受けたので小学生か中学生の時に読みたかったなーと思ってしまいました。 大学入ってから読んであれほど鮮やかな印象を受けるのなら、もっと主人公と年が近い時に読んだらどんな風だったのでしょう。 長編小説も面白い、ということがこれで分かったので、他の話も読もう。 そういや、「DIVE」の文庫本上・下巻をちょうど読み終わった日に、新聞で直木賞受賞を知ったのです。
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