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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2005年05月22日(日)
Vol.575 さよなら、俺のポンコツカー

おはようございます。りょうちんです。

GWが明けたある晴れた日、いつものように俺は軽快に車に乗っていた。夕方の風が少し冷たくなったと感じたので窓を閉めようと思い、パワーウィンドのボタンを押して半分くらいまで窓が閉まった時に異変は起きた。大きな音とともに、ふと見るとあるべきはずの窓がそこにないのだ。一瞬俺は外に窓が飛んでいっちゃったのかと思いびびったがそうではなく、ドアの隙間に窓枠が落っこちちゃったようだ。あとはパワーウィンドの空回りする音だけが、むなしく響いている。
俺の車は確かにぼろい。今年で13年目の平成4年車、走行距離も13万kmに手が届くくらいの年代ものだから、あちこちにガタが来ている。今までにもライトが点かなくなったりワイパーが取れちゃったりしたこともあったのだが、なんとか修理を重ねて今まで乗ってきた。でも窓が取れちゃったなんて聞いたことない。いくらなんでもぼろすぎる。俺は車に詳しい弟にあわてて電話して、急いで直してもらえるようお願いをしたのだが。パワーウィンドと窓を押し上げる部品の歯車が噛み合わなくなっているとかで、直すにはお金も時間もずいぶんかかると言われてしまった。
さらに数日後。ボンネット下から茶色い液体が大量に漏れ出した。どこのオイルかわからないが、弟に再び見てもらうとガスケットが抜けちゃったんだそうで、このまま走ってるとエンジンから火が出るよなんて言われる始末。これも修理にかなりのお金と時間が必要とかで、ついに俺はこの車と決別することを決めたのだった。
どっちにしろ車検は夏で切れるのでそれまで乗ったら別のに乗り換えようと思ってたからいいんだけど、やっぱり3年も乗ってたら愛着は涌くわけで。この車でいろんなところに行ったよななんて感傷に浸ったり。廃車はいよいよ明日。さよなら、俺のポンコツカー。この車がいなくなると同時に、また別の車が俺の元へとやってくる。代わりに来る車も、またしてもポンコツ。でもそれでいいんだ。俺、高くてかっこいい車になんかには憧れない。キズがあったりガタが来てたり、そういう方が俺に似て親しみを感じれるんだからね。