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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2005年09月25日(日)
Vol.611 自然の叡智

おはようございます。りょうちんです。

愛・地球博が今日閉幕した。最終日の今日は華々しいセレモニーが大々的におこなわれ、開催期間中の総入場者数も2200万人を超えて予測を大幅に上回り、大成功で幕を閉じたとニュースで報じていた。そして明日から会場では解体作業が始まり、各パビリオンは撤収されるとのこと。なんだかちょっと寂しい気がする。
俺らがあの場所を訪れたのは、梅雨入り直前の6月上旬。早いもので、もう3ヶ月半が過ぎる。できることならもう一度行ってみたかったし、全部のパビリオンを回り切れなかったことが心残りだ。でも俺をこんな気持ちにさせるのは、あの日愛・地球博の会場で、俺の胸を打つ何かにたくさん出会ったからである。正直言って、訪れる前はお祭りごときの万博なんてまったく興味がなかったし、期間限定のテーマパークみたいなもんだろなんて感覚でいた俺だった。しかし、「自然の叡智」をテーマに各パビリオンで訴えていたメッセージは、俺が愛・地球博から帰ってきてからもことあるごとに考えさせられる問題であった。
「叡智」という難しいコトバを、辞書で引いてみる。そこには、「優れた知恵」と意味が書かれていた。自然には、まさに優れた知恵がたくさん隠されている。地球温暖化を防ぐために企業がおこなっていることや、地球にやさしい各国の取り組みなど、その一例を教えてくれたのが愛・地球博だったと思う。偶然にも、今年の俺の目標は「CLEAN」である。ゴミを減らすとか地球をきれいにしようとか、いろんなエコロジーを心がける俺のモチベーションをあげるのには、愛・地球博はもってこいだった。今、愛・地球博に参加できたことを、ココロからうれしく思う。
この愛・地球博がきっかけで、エコロジーを意識する人がひとりでも増えればと願う。モリゾーとキッコロを思い出すたびに、地球にやさしくなれる人が増えればと願う。そしてやがていつの日か「自然の叡智」の意味を誰もが理解できた時、この愛・地球博が本当に大成功で幕を閉じたと言えるだろうと、俺は思っている。