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2006年01月27日(金) ■ |
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Vol.633 氷点下の世界 |
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おはようございます。りょうちんです。
千葉というところは、どちらかといえば暖かなところだと印象を持っている人が多い。まわりを海に囲まれている影響で、温暖な気候に恵まれひと足先に春の花が咲き乱れるなんてイメージを思い浮かべるのかもしれないが。それは房総半島、特に南房総に限ってのことで、冬はやっぱり寒いことに違いないのだ。 特に俺の住んでいるこの街は、千葉県内でも最も寒く冷え込みが厳しいと言われる街である。理由は簡単、九十九里に行くにも東京湾へ出るにも同じくらい距離があるので、まったく海の影響を受けない。熱しやすく冷え込みやすい内陸性の気候なのだ。夏は暑いが冬は寒い。ちょっと住みやすいとは言えない街かもしれない。 それじゃ冬はどのくらい寒いのかというと。最低気温が0℃を下回る日を「冬日」と言うが、この冬日になることは当たり前で、マイナス5℃以下になることもしょっちゅうある。今年の冬は、とびきり寒い。20年ぶりに寒さが厳しい冬だとニュースになり、日本海側の各地では豪雪で深刻な被害が続出している。わが街でも今年は特段に寒く、先日の水曜の早朝には氷点下7.7℃にまで下がってこの冬いちばんの寒さを記録した。また12月の初旬から1月の半ばにかけて、43日間にも渡って連続で冬日だった。しかし都心では、ひと冬に数えるほどしか冬日を観測しない。いくらヒートアイランドが深刻になっているとはいえ、そこから少し郊外にあるだけなのに、けして標高が高いわけではないこの街がこんなにまで冷え込むところだったなんて、数字を目の当たりにして我ながらちょっとびっくりした。 これらのデータは、すべて気象庁のアメダスによるもの。実は最近、アメダスのデータをチェックするのが密かな楽しみになってしまった。お天気にはちょっとうるさい、俺の小さなマイブームである。今朝はどのくらい冷え込んだのか、今はどのくらい寒いのか。本当は寒いのはあんまり好きじゃないけれど、記録が出るとうれしくもある。目下の目標は、1984年に観測した氷点下12.7℃にどれだけ近づけるかということ。窓の外では、今夜も氷点下の世界が広がっている。
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