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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2006年03月12日(日)
Vol.644 ふたり分の計算

おはようございます。りょうちんです。

相方と一緒に暮らすようになって、もうずいぶんたった。引っ越しは去年の5月だが、それよりももっと前からほとんど一緒に暮らしていたといってもいいくらいなので、1年以上も共同生活を送っていることになる。引っ越しの荷物もまだ全部片付いてないのに、習慣というのは怖いものでそれまでずっとひとりで暮らしていた俺だったにもかかわらず、いつのまにかふたりでの生活が当たり前に感じていることに気がついた。スーパーで夕食の材料を買うのもふたり分だし、家に帰って作るのもふたり分。無意識のうちにすべてふたり分の計算をしている俺になっている。
さて、ふたり暮らしをはじめて、俺の料理の腕が上がったというのは大きなメリットである。我が家では、食事はほとんど俺が作っている。仕事柄、台所に立つのは苦じゃないし、洗い物や洗濯などのその他の家事はほとんど相方がやってくれるので、俺はぜんぜん不満じゃない。ひとり暮らしの時は食べるのは自分だけだったから、簡単なものやありあわせのもので食事を済ませていたことが多かったけど。今は相方も俺の作った料理を食べるので、毎回同じ味付けや似たような料理が続かないよう気を配るようになった。相方のリクエストに答えてばかりいるわけでもないし、そんなに凝ったものを作っているわけでもないのだが、それでもそのおかげでレパートリーも増えたし腕も上がったと自分でも思う。
だから、たまに俺ひとりで夜を過ごさなきゃならない時は、どうも調子が狂ってしまう。相方が仕事のため不在だった昨日は、何を食べようか考えているうちに結局何も食べないまま電気もTVもつけっぱなしで眠ってしまった俺。その前は、無意識のうちにふたり分のパスタを茹でてしまった夜もあった。ひとりで迎える夜なんてめったにないのだが、だからこそ有意義に過ごしたいと思ってはみるものの。結局普段ふたりでいる時とたいして変わらない夜になってしまったりするのだ。
今やふたり分の計算が普通になってしまった俺の、たまに迎えるひとりで過ごす夜に調子が狂ってしまうのは、もはや仕方のないことなのかもしれない。